2006年11月12日、26日 安倍なつみ ミュージカル白蛇伝 ル テアトル銀座

なっち主演のミュージカル「白蛇伝」を11月12日の昼公演と千秋楽26日の夜公演の2回、ル テアトル銀座に見に行ってきました。
今回のミュージカルは東映50周年記念作品ということでハロプロ主体ではなく、なっちとエッグの福田花音以外はハロプロ以外の方達でした。
主立った配役は、
主人公、白素貞(ハクソテイ)、白娘(パイニャン):安倍なつみ
恋人役、許仙(シュウセン):市川喜之助
雄佐(オサ)、荒ぶる神 須佐:市川右近
白蛇の女王、鑼美亜(ラミア):彩輝なお
妖魔九尾の狐、胡媚(フーメイ)&那妓(ナギ):仁科有理
といった豪華なメンバーでした。
会場のル テアトル銀座は銀座線、京橋の駅から歩いて2,3分のところにあります。12日は行くのに一瞬迷いそうになりましたが、駅から出てそのまままっすぐ歩くだけでした。
何人かのヲタが入り口の外で待ってましたが、やっぱり銀座って雰囲気じゃないよなと感じました。
26日はさすが千秋楽といった感じで会場に着いた時点でかなりのヲタがたむろしていて、さらに異質な空間になってましたw
会場は3階にあり、エレベーターで上がるとロビーではいつものようにCD売り場があり、奥には喫茶コーナーがあり、左右の階段から客席の入り口へ向かうようになっていました。
グッズは中2階の様なところで売ってました。なっちだけなので控え目にいつもと同じようなグッズが並んでました。
写真とピンナップポスターを買いました。初めはパンフレットを買わなかったのですが、公演後にもうちょっと中身を理解しようと思い、買いました。
中に入ってみると舞台はそれほど大きくなく、客席は横幅があまり無くて30席ほど、奥行きも30席ほどで縦長な構成でした。
全体的にかなり綺麗で椅子が結構立派でしたが、前の部分が盛り上がっているのが微妙に座りにくかったです。
公演時間が近づいて流れる公演中の注意が変に歌っぽくなっていたりして妙でした。どうせならなっちが言ってくれれば良かったのに。(←毎回書いてる気がします…)

2幕構成になって、1幕終了までのストーリーはこんな感じです。
千億の昔、天界には人々が恐れる神、須佐の王がいた。彼は世界を納める力を持った<太陽の宝珠><月の宝珠>を持っていた。しかし、兄である天帝に楯突き人間を庇おうとして天帝に封印され捕らえられていた。
そこに“宝珠”を奪うべく攻め入った妖魔、胡媚(フーメイ)。宝珠を護る鑼美亜(ラミア)率いる白蛇族の白素貞(ハクソテイ)は、胡媚との死闘の果てに傷つき、<月の宝珠>もろとも青魚(シャオチン)と共に地上世界に落ちていった。
須佐は残った<太陽の宝珠>を鑼美亜に託し、2つの宝珠を失った自らは人間となり、神としての記憶をなくし地上に降りた。それは神々が忘れてしまった人だけが持つものを得たいという気持ちからだった。
傷を負って地上に落ちた白素貞は白蛇の姿でいるところを子供達に見つけられ遊ばれていた。そこにやってきた心優しい青年、許仙は子供達から白蛇を譲り受け傷の手当をする。その時、許仙の暖かい鼓動に触れた白素貞は人のぬくもりを知る。
許仙は孤立した島<聖湖島>に住んでいた。その島は須佐が人間となった<雄佐>が納める国で、許仙はその弟であり跡継ぎ候補だったが、いつか外の世界に行ってみたいと考えていた。
白素貞は白娘と姿を変え、許仙と出会い恋に落ちる。しかし、修行から下山した法界(ホッカイ)に妖かしとバレ、引き離されてしまう。
一方、胡媚は法界の姉であり国の巫女である那岐の体の中に身を潜めていた。
かつて胡媚と戦い傷を負わされた白蛇族の瑪瑙(メノウ)は胡媚の居場所を突きとめ、鑼美亜共々地上へ降りた。
許仙と再会した白娘だったが、法界、雄佐たちに阻まれる。人との争いは避けたい白素貞だったが、そこに現れた鑼美亜たちも交えて争いになってしまう。
その中で白素貞を庇って傷を負った許仙は自分がいなければ争いは起きないと考え、崖から身を投げた…

と、だいたいこんな感じです。自分で書いていてもまとまっていないと思いますが、ちょっと理解するのが難しいお話になっています。
天界の神(須佐)、天魔(白蛇)、妖魔(胡媚)、そして人間が入り乱れるのでややこしいです。どうやら人間の世界はほとんど滅びてしまっているようですが、その原因は語られていません。
天帝はそんな地上世界から人間を消し去ってしまおうとしているのですが、須佐の王は人間を庇っています。
それは永遠に生きる神々、天魔はすでに無くしてしまったもの、限りある命である人間だけが持っているもの、暖かい鼓動、赤い血、そして無償の愛を無くしたくないからです。
そこで、白蛇でありながら人間との恋に落ちた白素貞を中心にお話が進んでいきます。
さらに2幕は怒濤の展開です。
正直、全体としてきちんとまとめきれて無いのでは?とも感じましたが、展開も早く飽きさせない舞台だったと思います。
ずっと緊張感のある展開だったのですが、数カ所ギャグっぽい場所もあり、特に村の人(ウパ)が白娘に会ってボーッとしている許仙を呼びに来るシーンはかなりふざけてました。「法界さまが下山されました。」と伝えるのですが、なかなか聞いてもらえずいろんなことをして伝えようとします。
12日の時点ではそうでもなかったのですが、段々とエスカレートしていったようで、26日はここでこんなに時間取って良いの?ってくらい遊んでました。お客さんの反応も良かったのでかなりの暴走っぷりでした。
貸し切り公演の時は反応が無くて寂しかったようです。そりゃそうですよね。こういうのって自分の意志じゃなくて見せられたらつまらないですからね。
それ以外のシーンでも森の動物が踊るシーンとか戦うシーンとか、12日の時点では特に手拍子も無かったのに、26日は手拍子もあり、お客さんの見方も段々と確立されていったという感じがしました。(リピーターばっかりってこと?)
全体の演技も公演を重ねる毎に完成していったのか、最後で気合いが違ったのか26日の方がずっと迫力がありました。なっちが歌うシーンもずっと良くなってました。
また、市川右近は歌舞伎役者という感じの声、話し方動き方でしたし、彩輝なおは宝塚らしい雰囲気を出していて、そういった点でも面白かったです。
音楽は広瀬香美が担当していました。全体的に良かったと思います。特にメインテーマ「愛のある場所」は気に入りました。普通になっちのアルバムに収録してくれれば良いんですけど。

一度幕が下りた後、カーテンコールがあり、順番に出演者が挨拶をしに出てきました。もちろんなっちは最後です。
12日の時は、それまでの劇中と違い、とてもなっちらしい笑顔を浮かべながら、ちょこちょこっと歩いて出てきました。挨拶でも微妙に噛んだりして客席全体が和んだって感じでした。なかなか声を出せるような雰囲気ではなくて、声援を送る人はごくわずかでした。
26日はさすがに最終公演だなという感じで誰に対しても拍手は大きかったです。なっちは出てくる時点でもう泣いてました。客席もなっちコールがあちこちから飛んできます。
泣きながらも、共演者のみなさん、スタッフ、そしてファンに対しての感謝の気持ちを込めた挨拶をしてくれました。(すみません。ちゃんと覚えてません。)
そして、出演者全員で手を繋いでバンザイをして(ライブでもいつもやるアレです。)幕がおりました。
それでも、客席は暗いままです。拍手とコールも止みません。
当然、再び幕が上がりました。
今度は前日もやったという全員で投げキッスをしてくれました。そして、なっちがこの方が来てくれていますと紹介して出てきたのは広瀬香美でした。
花束を持ってきて、なっちに渡しました。そのままなっちに抱きつきました。ただ抱きつくだけでなく、足まで絡めました。するとなっちもお返しとばかりに、足を絡めてました。
広瀬香美は市川右近から出演者を代表してということで花束を受け取りました。
そして、また幕が下りましたが、それでも拍手とコールは鳴りやみません。
もう一度幕が上がりました。3度目のカーテンコールです。
今度は広瀬香美も含めて全員で手を繋いでバンザイでした。なっちばかり見ていたのでこの時まで気がつきませんでしたが、福田花音は顔を真っ赤にしてボロボロ泣いていて、法界役の人に頭を撫でられたりしてました。
最後の幕が下りて客席が明るくなってもなっちコールがいつまでも、止みませんでした。みんなこれで終わりなのは分かっているのに続けているようです。
普通のコンサートなら係員に追い出されるのですが、この会場はあまりヲタの扱いに慣れていないようでかなり粘ってました。
まあ適度にしておいた方が良いと思いますよ(^_^;

ということで2回見た「白蛇伝」ですが、十分に楽しめました。ちょっと話がわかりにくくて全てが消化されてるとは思えない感じもしますが、面白かったとは思います。
なっち以外の出演者がバラエティに富んでいて、雰囲気の違いを楽しめたのも良かったです。今後もこのようなハロプロ以外の一流の方々との交流があると、出ている方も成長するでしょうし、見ている私たちも楽しめるし、また他の分野を知る機会になって良いと思います。

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