2008年3月30日 安倍なつみ 「トゥーランドット」 赤坂ACTシアター

3月30日は赤坂ACTシアターのこけら落としとなる「トゥーランドット」を見に行きました。
もちろん、なっちが出るから見に行くことにしたわけですが、今回はなっちがメインでは無く、これまでの舞台、ミュージカルとは違う雰囲気になるだろうという期待と不安を感じながら見に行くことにしました。
13時開演だったので、12時赤坂に着くと、赤坂サカスがオープンしたばかりということで、かなりの人出でした。しかもオバサンの集団がやたら多かったです。
連番するなち亀さんとお会いして、開場を待ちました。待っている人たちも女性、特にオバサンが多かったですが、いろんな人たちがいてあまりアウェイ感は感じませんでした。
その中でなっち目的に来てる人は分かりやすかったです。(もちろん自分もそう見えるのでしょうが。)しかし、チケットホルダーはやめた方が良いだろうと思いました。
開場して中に入ると荷物チェックなどは無く(そんなバカは来ないということなんですね。)もぎりの人も劇中の衣装を着て、それらしい格好をしていました。
ロビーはもちろん綺麗なものの意外と狭かったです。そこに各出演者に対する花が大量に来ていました。なっちに対するものはすごく少なくて特に芸能人からのはほとんど無くてちょっと寂しかったです。
まずはパンフレット(2500円と高いですが内容もあるので納得)を買いました。他には特に買う物はありませんでした。Tシャツもリューのは無かったですし。
一通り見た後、席に向かいました。客席は思ったよりは狭かったです。東京厚生年金会館よりも小さいかな?と思いました。ステージは奥行きはかなりありますが、横幅は狭く感じました。
席は互い違いに配置されているのでステージが見やすいです。
なち亀さんに取ってもらった席はG列中央やや右でした。G列となっていたので、7列目だと思って席を探すと、思ったより前に行きます。で、G列を見つけると実質4列目でした。
前3列がオーケストラピットで潰れてました。座ってみるとかなり舞台に近いです。これにはテンションが上がりました。ホント最近は他力で良いところで見させてもらってます。(^_^;)
開演時間が近づくとオーケストラの音あわせが聞こえてくるのも気持ちが盛り上がってきて良いですね。
開演時間になり音楽が始まり緞帳が上がるとステージには巨大な階段が現れました。いきなり、すごい人数が出てきて、その迫力に圧倒されました。
正面と左右からそれぞれ階段が移動してきてくっつき、三方を囲むようになっています。
劇中はこの階段が移動したり、正面の階段の段差が引っ込んだり、左右の階段の中に部屋があったり、左右から壁が出てきたり、上から壁や鉄格子が降りてきたりとかなり場面転換が多く、良く変化するステージでした。
(見ていない人にはさっぱり伝わらない表現かと思います。すいません表現力無くて…)
また、客席の通路もかなり使ってました。横や後ろ、最前の前の通路もいろんな人が通りました。特にちょうど目の前の最前列の前のところでなっちと早乙女太一がしばらく芝居をしてました。
これには、すげぇーすぐ前でやってるよ!と興奮しました。
あと、開始直後の物売りが投げるまんじゅうがすぐ横に飛んできました。もうちょいこっちなら取れたのに。(飛んできた人取らないし…)
時間は一幕が80分、20分休憩で、二幕が50分という構成になっていました。

あらすじをちょっと。
古い伝説の時代、女帝トゥーランドットが治める黄金の都に3人の旅人がたどり着いた。遠い東方の島国からやってきた勇者カラフ王子とその側近ティムール、従者リュー。
満月の夜、3人は広場で異様な光景に遭遇する。民衆の中に逃げようとした異国の王子が捕らえられ将軍ワンの手によって首をはねられた。その光景を目にしたカラフは憤る。
その前に姿を現した物売りはこの国の夫探しにまつわる謎解きの儀式をカラフに教える。女帝トゥーランドットの夫となるためには高貴な血を引く者であり、定められた3つの謎を解かなければならない、その謎に答えられなかった者は満月の夜に処刑されるのだ。
その物売りに興味を持ったカラフ、ティムールはカラフに謎に挑むことを勧める。謎を知っていてその答えも自信があるという。
カラフを想うリューは命を粗末にしないで欲しいと必死に懇願するが、カラフは持っていた剣を身の証として謎に挑むことを決意する…
という感じで話が始まっていきます。
感動の涙が…という話でもありませんでしたが、比較的分かりやすい話で、生演奏、出演者の演技、迫力などもあり、引き込まれていって、時間が経つのも早くかなり楽しめました。
特に一幕のラストのたたみ掛けるような演出による迫力、二幕の大人数での立ち回りは素晴らしかったと思います。

出演者に対する感想を一言ずつ。

アーメイ(トゥーランドット)
アジアの歌姫ということですが、私は全然知りませんでした。化粧がすごく濃い役だったので顔がいまいちよくわかりませんでした。
台詞が全部日本語なのでちょっと片言になってしまってたいへんそうでした。それでもかなり短期間であれだけ話せるようになったのでしょうから大した物だとは思います。
歌は上手かったですし、醸し出す雰囲気は良かったと思います。

岸谷五朗(カラフ)
演技も歌も、さすが舞台役者!と思わせてくれる迫力でした。常に気迫のこもった鋭い目をしていました。テレビなどではもうちょっと砕けたイメージがあるんですけどね。
最後の方の立ち回りも素晴らしかったです。一カ所、槍を足で拾うところでちょっと失敗していたようですが、すぐに切り返してました。かなりの運動量でその直後の場面では汗だくでした。
トゥーランドットとのデュエットも素晴らしかったです。

中村獅童(ワン将軍)
正直、普段あまり好きな感じの役者さんではないのですが、今回は素直にすごいと思えました。敵役ということで終始厳しい表情をしていました。それでいてカーテンコールでは急にニコッとして手を振ったりしたので思わず笑ってしまいました。
演技は良かったですけど、歌はちょっときつかったです…

早乙女太一(ミン)
大衆芸能の女形で最近かなり人気があって、”流し目王子”と呼ばれているということくらいしかしりませんでしたが、見ていて、こいつはすごい!と思いました。
宦官の役ということでその色気のある動きも良かったですし、台詞は力強く伝わってきました。コレで16歳というのはすごいです。
リューとの絡みが結構多くて、特に膝枕のシーンは見ていてうらやましかったですね。(きっと双方のファンがそう思っていたに違いないですw)

安倍なつみ(リュー)
そして、なっちです。見に行く前は微妙な扱いなのかなとか、あの中でどれくらい存在感を示せるのかなとか不安な気持ちもありましたが、そんなものは見事に吹き飛ばしてくれました。
出番もかなり多かったですし、リューというキャラクターも一途で強くとても良いキャラクターでした。
歌も演技も本当に素晴らしくて、なっちすげぇなぁ〜と感心しながら見てました。歌なんてその曲自体も含めて一番良かったんじゃないですか?
(まあ、あんまり公平な目で見られないわけですが(^_^;))

北村有起哉(物売り)
去年のあややの舞台「すけだち」に出演されていたので、あの人かぁとちょっと懐かしい感じがしました。すっとぼけているようで切れ者というのが良く出ていたと思います。

小林勝也(ティムール)
存じ上げませんでしたが貫禄のある演技という感じでした。かなり重要な役どころでした。

ということで、今回の「トゥーランドット」は素晴らしい迫力で、内容も面白かったですし、なっちのすごさも感じられたし、とても良いものを見せてもらいました。
もう一度見たい気持ちもありますが、チケット代高いですし、今回以上の席では見られるわけ無いので諦めようかなと思います。

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